ペットと飛行機移動の完全ガイド2026|機内持ち込み・貨物室・航空会社比較
JAL・ANAの国内線では、犬・猫は客室へ持ち込まず貨物室で預けます。必要な手続きは会社・路線・動物によって異なります。料金だけでなく、クレート、受付条件、当日の手続きも公式案内で確認してください。
この記事でわかること
- 日本の航空会社におけるペットの機内持ち込みと貨物室預けの基本ルール
- JAL・ANA・LCCなど国内主要航空会社のペット輸送サービスの違い
- ペットを飛行機に乗せるために必要な書類・準備・費用の全体像
- 国際線利用時の検疫手続きや安全対策の要点
- 気温制限や短頭種など、搭乗拒否になりやすいケースと具体的な対処法

小型犬や猫は専用のペットキャリーに入れることで機内持ち込みが可能な場合があります。事前に航空会社のルールを必ず確認しましょう。
【結論】ペットは飛行機の機内に持ち込める?日本の航空会社の基本ルール
犬と猫については、JAL(日本航空)・ANA(全日本空輸)・スカイマーク・ソラシドエア・AIR DO のいずれも客室内への持ち込みを認めていません。ここでは国内線の案内を比較しています。国際線は路線ごとの条件を別に確認してください。
ただし「日本の航空会社はペットの機内持ち込みが一切できない」というのは正確ではありません。2026年9月11日に各社公式を確認したところ、ANAとソラシドエアは条件を満たすカメ・小さい魚・昆虫について「機内持ち込みに限り可(預入は不可)」、スカイマークも昆虫(カブトムシ・クワガタなど)と金魚類(金魚・メダカ・小型のカニ・カメなど)は条件を満たせば機内持ち込み可と明記しています。容器の条件は会社ごとに公式案内で確認してください。
| 確認したい会社 | この記事の該当箇所 |
|---|---|
| JAL(国内線) | JALのペット輸送サービス |
| ANA(国内線) | ANAのペット輸送サービス |
| スカイマーク・ソラシドエア・AIR DO・ピーチ・ジェットスター | 国内航空会社の比較表 |
| 短頭犬種(パグ・シーズー・フレンチブルドッグ等)を連れる場合 | 温度制限と受託を断られるケース |
| 国際線・検疫 | 国際線でペットを連れて行く場合 |
一般社団法人ペットフード協会(2023年)によると、日本で飼育されている犬は約684万頭、猫は約907万頭(合計約1,591万頭)と推計されています。国内線の年間旅客数が1億人を超える規模(国土交通省 航空輸送統計, 2023年)でありながら、ペットを連れた移動に関する情報がまだ十分に整理されていないのが実情です。
LCCについては状況がさらに厳しく、ピーチ・ジェットスターなどの格安航空会社はペット輸送自体に対応していないケースがほとんどです。「安いから」という理由でLCCを選ぶ前に、各社の公式サイトで最新ルールを必ず確認してください。
機内持ち込みOKの国・航空会社の条件
デルタ航空やユナイテッド航空など米国系の航空会社では、一定の条件を満たした小型ペットであれば客室内への持ち込みを認めているケースがあります。これら外国系航空会社が運航する日本発着便でも同様のルールが適用される場合があり、「外国航空会社を選べば日本出発でも機内持ち込みできる可能性がある」という選択肢は存在します。ただし条件は便・路線によって大きく異なるため、予約前の個別確認が前提です。
主な機内持ち込み条件は次の通りです。
- ペットとケースの合計重量が利用会社の条件内
- ケースが利用会社の定める寸法内
- 犬・猫・小鳥に限定(爬虫類・フェレット等は不可が一般的)
- 客室に持ち込めるペットの数に便ごとの上限あり
貨物室の実態:温度・気圧・騒音環境を徹底解説
JALやANAなどの大手航空会社が使用する航空機の貨物室には、ライブアニマルスペースと呼ばれるペット専用エリアが設けられている場合があります。このエリアでは温度・気圧が管理されており、急激な環境変化からペットを保護する仕組みが整えられています。ただし客室と完全に同じ条件ではなく、騒音や振動は客室より大きくなる傾向があります。また、すべての機材・路線でライブアニマルスペースが使われるとは限らないため、予約時に機材の仕様を個別に確認することが重要です。

機内持ち込みは飼い主の目が届く安心感がある一方、貨物室預けは大型ペットに対応しています。それぞれのリスクと特徴を理解したうえで選択しましょう。
機内持ち込みvs貨物室預け:安全性・リスク・メリットを比較
機内持ち込みと貨物室預けのどちらが安全かという問いに、一言では答えられません。それぞれに固有のリスクとメリットがあるからです。
| 比較項目 | 機内持ち込み | 貨物室預け |
|---|---|---|
| 飼い主との距離 | 常に近く安心 | 離れて不安あり |
| 対応サイズ | 小型のみ | 大型も対応可 |
| 温度・気圧管理 | 客室と同一 | 管理はされるが条件あり |
| 騒音・振動 | 比較的少ない | やや大きい |
| 日本の航空会社での可否(犬・猫) | 不可 | 対応あり |
| 長距離フライト | 短時間向き | 長時間も対応可 |
米国運輸省(DOT)が毎年公開するインシデント報告によると、航空輸送中に死亡・負傷するペットのうち多くが短頭種(フレンチブルドッグなど)に集中しているとされています。一方、JALやANAは独自の安全管理基準を設けており、夏季・冬季の気温制限や短頭種の輸送制限もこうした安全意識の表れといえます。フライト時間が1〜2時間の国内短距離路線と、10時間を超える国際線ではペットへの負担の大きさが大きく異なります。移動距離・所要時間・ペットの体質を総合的に考慮したうえで、輸送方法を選ぶことが重要です。
petlife-naviでは、ペットタクシーや長距離移動の比較情報も掲載しています。飛行機以外の移動手段を検討したい方は、ペット長距離移動2026|新幹線・飛行機・車を徹底比較もあわせてご確認ください。
JALのペット輸送サービス完全ガイド
JAL国内線では犬・猫などを貨物室で預かります。クレートのサイズによって予約の要否が異なります。
JALの具体的な路線別料金はこの記事では未確認です。JAL公式のペット同伴案内で、対象動物・クレート・手続きを確認してください。
料金(国内線・片道)
国内線のペット輸送料金について、JALは「路線により料金が異なる」「ペット料金事前お支払いサービスを利用すると当日空港で支払うより安くなる」と案内しています。具体的な金額はこの記事では確認できなかったため記載していません。JAL公式の料金ページで、実際に乗る路線の金額をご確認ください。
なお他社で公式に確認できた実額は、ANA 6,600円(一部路線4,400円)、ソラシドエア 6,600円(一部4,400円)、AIR DO 6,600円、スカイマーク 7,000円(一部路線5,000円)です(いずれも税込・2026年9月11日確認)。数千円台前半で収まる前提で予算を組まないほうが安全です。
季節による制限
気温や動物の状態によって輸送の負担が変わります。JALの対象犬種・期間の案内を確認してください。貨物サービスの告知を、旅客同伴の受託条件に読み替えないよう注意が必要です。
JAL利用時の予約・当日手続きステップ
- 予約の要否: JAL国内線の貸出クレートはS・Mサイズなどは予約不要、L・XLサイズは予約が必要です。公式案内で利用するサイズを確認します。
- 確認書: JAL所定の確認書を確認し、手続きします。健康診断書の取得を国内線共通の必須条件とはしていません。
- キャリー: サイズ・素材などの条件を確認します。
- 当日: 出発40分前までにカウンターで手続きします。
- 受け取り: 到着地の手荷物受取所で係員から受け取ります。
ANAのペット輸送サービス完全ガイド
ANA国内線はWeb・電話で事前手続きができます。当日申し込みの場合は窓口へ確認してください。対応動物は犬・猫だけでなく、公式の分類表でうさぎ・ハムスター・ハリネズミ・フェレットも哺乳類として挙げられています。鳥類は可ですが猛禽類は不可、爬虫類・魚類・昆虫・両生類は預入不可です。事前予約で登録できるのは「犬、猫、鳥、ハムスター、フェレット、うさぎ」です。
ANAは「上限何kgまで」という単一の数値ではなく、重量帯で扱いを分けています。2026年9月12日にANA公式で確認した記述は次のとおりです。
| ペットとケージの総重量 | 公式の扱い |
|---|---|
| 32kg未満 | 重量以外にも動物・健康状態・ケージ等の条件があります(受付時に総重量を申し出る) |
| 32〜45kg | 「お預かりできない場合があります」。事前にANA電話窓口へ問い合わせが必要 |
| 45kg超 | 「お預かりできません」。各空港の貨物窓口へ申し込む |
貸出ケージ自体の重量は S 2.5kg・M 5.2kg・L 6.9kg・LL 8.7kg で、これも総重量に含まれます。 体格の大きな犬では、犬の体重にケージ分が上乗せされて32kgの帯に入ることがあるため、予約前に、犬の体重とケージの重量を足した総重量を計算しておいてください。ケージはIATA規定に適合したものが必要です。
料金は1個1路線あたり 国内全路線 税込6,600円(一部路線は税込4,400円)です(ANA公式/2026年9月11日確認)。機材は路線によって異なるため、具体的な仕様は予約時に個別に問い合わせるのが確実です。
国際線は1ケージあたり 40,000円(方面により 25,000円)で、出発国・地区の通貨での支払いになります(ANA公式・国際線/同日確認)。
キャンセル規定についても事前確認が必要です。ペット輸送を取り消す場合のキャンセル料が発生するケースがあり、直前の変更は余計な費用につながることがあります。
JALとANAのサービス比較:どちらを選ぶべきか
| 比較項目 | JAL | ANA |
|---|---|---|
| 犬・猫の機内持ち込み | 不可(貨物室でお預かり) | 不可(貨物室でお預かり) |
| 国内線料金(片道・1個1路線) | 公式ページを取得できず未確認(路線により異なるとの案内) | 税込6,600円(一部路線 税込4,400円) |
| ケース込み重量制限 | 重量の境界条件は未確認。公式へ確認 | 32〜45kgはお預かりできない場合あり(事前問い合わせ)/45kg超は不可 |
| 対応動物 | 犬・猫・小鳥・うさぎ・ハムスター等 | 犬・猫・うさぎ・ハムスター・ハリネズミ・フェレット等。鳥類は猛禽類を除き可。爬虫類・魚類・昆虫・両生類は預入不可 |
| 短頭犬種の制限 | フレンチ・ブルドッグ/ブルドッグは通年お預かり不可 | 毎年5/1〜10/31に13犬種の預かりを中止(パグ・シーズー・ペキニーズ等を含む) |
| 確認日 | 2026-09-11(自動取得不可・要公式確認) | 2026-09-11(公式ページで確認) |
短頭犬種を連れて移動する場合、両社の制限は同じではありません。JALはフレンチ・ブルドッグとブルドッグを通年お預かり不可としている一方、ANAは5月1日〜10月31日の夏季に13犬種の預かりを中止します。つまり冬にANAで運べる犬種でも、夏には運べないことがあります。旅程の時期と犬種の両方で確認してください。
どちらも就航している路線であれば、当日の機材・フライト時刻・乗り継ぎの有無も加味して総合的に判断するとよいでしょう。
国内航空会社ペット輸送サービス徹底比較表(JAL・ANA・スカイマーク・ソラシドエア・AIR DO・LCC)
国内の主要航空会社のペット対応状況を横断比較すると、各社の違いが明確になります。
| 航空会社 | 貨物室での預かり | 国内線料金(単位・対象路線は各社案内を確認) | ケージ・重量の規定 | 短頭犬種の制限 | 公式ページ(確認日 2026-09-11) |
|---|---|---|---|---|---|
| JAL | ○対応 | 未確認(利用路線の料金を確認) | 重量の境界条件は未確認。公式案内で確認 | フレンチ・ブルドッグ/ブルドッグは通年不可 | JAL |
| ANA | ○対応 | 税込6,600円(1個1路線。一部路線 4,400円) | IATA適合ケージ。総重量32〜45kgは要問い合わせ、45kg超は受託不可 | 5/1〜10/31 は13犬種の預かり中止 | ANA |
| スカイマーク | ○対応 | 7,000円(鹿児島⇔奄美大島・那覇⇔宮古(下地島)は5,000円) | ケージ 51×69×48cmまで。ペットとケージ合計32kgまで。貸出は無料 | 短吻種犬は通年お預かり不可 | スカイマーク |
| ソラシドエア | ○対応 | 税込6,600円(一部路線 4,400円・ケージ貸出代込み) | 貸出 S=40×55×40cm〜LL=65×95×70cm。IATA適合 | 5/1〜10/31 は短頭犬種の預かり中止 | ソラシドエア |
| AIR DO | ○対応 | 税込6,600円(ケージ利用の有無にかかわらず必要) | 出発30分前までに預ける。同意書の提出必須。ノズル式給水器が必要 | 5/1〜10/31 は短頭犬種の預かり中止 | AIR DO |
| ピーチ | ✕非対応 | — | 受託手荷物としても預かり不可。補助犬のみ同伴可 | — | Peach |
| ジェットスター | ✕非対応 | — | 「与圧調整設備を備えていないため」預かり不可。補助犬のみ | — | ジェットスター |
※各社のルールは変更になる場合があります。最新情報は必ず各航空会社の公式サイトでご確認ください。
LCCがペット輸送に対応していない主な理由は、コスト最優先の機材・運営体制にあります。ペット輸送には専用設備や専門の手順が必要なため、低コスト運営を基本とするLCCとは構造的に噛み合いにくいのです。LCCを利用する場合は、ペットタクシーや新幹線などの地上移動手段との組み合わせを検討してみてください。
動物種別対応可否一覧(犬・猫・小動物・鳥・爬虫類)
ANA国内線の預かり対象には犬・猫に加えて、うさぎ・ハムスター・ハリネズミ・フェレットが含まれます。鳥類は猛禽類を除きます。カメ・魚・昆虫などの機内持込条件は、貨物室での預かり条件とは別です。JALも動物別の条件を公式案内で確認してください。
ペットを飛行機に乗せるための必要書類・準備チェックリスト
フライト当日に焦らないよう、必要な書類と準備を路線別に整理しておきましょう。
国内線の場合
- JALの確認書、ANAの同意書など、利用会社所定の手続き
- 航空会社の条件に合うキャリー
- 動物の種類・年齢・健康状態・路線ごとに必要な確認
健康診断書やワクチン証明書を全社共通の必須書類とは扱いません。提出の要否・期限は利用会社に確認してください。ANAは生後4カ月未満の動物を預かり対象としていません。
予約前に受託条件を照合し、必要に応じて獣医師へ移動の適否を相談します。キャリーには余裕をもって慣らし、当日の受付締切を確認してください。国際線の検疫書類は渡航先と帰国条件を別に調べます。

航空会社が定めるサイズ・素材・構造の基準を満たしたキャリー選びが、安全な空の旅の第一歩です。購入前に各社の規定を必ず確認してください。
航空会社が認定するペットキャリーの選び方【サイズ・素材・基準】
キャリー選びは、ペットの航空輸送における盲点になりやすいポイントです。航空会社が定める基準を満たしていないキャリーを持参すると、当日に預け入れを断られることもあります。
JAL・ANAが定める主な基準
- 素材: 丈夫で変形しにくいハードケースが基本(ソフトケースのみでは不可の場合あり)
- 換気口: 四方に十分な換気口があること
- 扉・鍵: しっかり施錠できる構造であること
- 防水性: 内部に防水トレーまたは吸水マットを設置
- サイズ: ペットが自然に立って向きを変えられる大きさ(具体的な寸法は各社公式サイトで確認)
キャリーを選ぶ際の参考基準として、IATA(国際航空運送協会)のライブアニマルレギュレーション(LAR)があります。IATAのLARに準拠していると表示されているキャリーは国際的な基準を満たしており、多くの航空会社で受け入れられやすくなります。
猫のキャリー選びについては、猫キャリーバッグの選び方|サイズ・タイプ別比較に詳しい比較情報をまとめています。
推奨キャリータイプと航空会社認定基準を満たす製品カテゴリ
| タイプ | 特徴 | 航空基準への適合度 |
|---|---|---|
| ハードケース | 丈夫・変形しにくい | 高い(多くの航空会社で認定) |
| ソフトケース | 軽量・携帯性◎ | 航空会社によって不可の場合あり |
| コンビネーション | 上部ハード・側面メッシュ | 仕様による・要確認 |
キャリー慣らしは2〜4週間前から
フライト当日に初めてキャリーに入れると、ペットのストレスは格段に高くなります。少なくとも2〜4週間前からキャリーを生活スペースに置いておき、ペットが自分から入れるよう慣らすのが理想です。好みのおやつや匂いのついた毛布を入れると、「安心できる場所」として認識させやすくなります。
夏・冬の温度制限とペット輸送が断られるケース
暑さ・寒さや当日の動物の状態にも注意が必要です。受託基準は会社ごとに異なります。利用会社の季節制限と当日の案内を確認してください。
短頭種・特定犬種の航空輸送制限と安全な移動手段
フレンチブルドッグ・ペキニーズ・パグ・ペルシャ猫などの短頭種(短吻種)は、年間を通じて輸送制限がかかりやすい動物です。鼻腔や気道が短く狭い構造のため、高温や酸素濃度が低下しやすい貨物室の環境では、他の動物より呼吸困難を起こすリスクが高くなります。日本獣医師会(https://www.nichiju.or.jp/)も、短頭種の航空輸送には慎重な判断を求めています。
短頭種のオーナーが選べる代替移動手段の目安は次の通りです。
- ペットタクシー: プロのドライバーがペットと同乗。飼い主が付き添えるため安心感が高い。地域の事業者はペットタクシーの地域別一覧から探せます
- 新幹線: 手回り品として条件付きで同乗可能(手回り品料金は1個につき290円。3辺合計120cm以内・ペット込み10kg以内のケースに全身が入ることが条件)。詳しくはペットの電車移動ルール完全ガイドをご覧ください
- ペット輸送専門業者: ドア・ツー・ドア対応可能。費用は高めだが専門スタッフが対応
- フェリー: 時間はかかるが、ペットと個室を共有できる会社もある
移動方法の詳しい比較は、ペット長距離移動2026|新幹線・飛行機・車を徹底比較でもまとめています。大型犬の場合は、ケースに収まらず電車も使えないことが多いため、大型犬の移動手段ガイドもあわせてご覧ください。
受託を断られるかどうかは、犬種だけでなく時期でも変わります。2026年9月11日に各社公式で確認した範囲では、JALはフレンチ・ブルドッグとブルドッグを通年お預かり不可としている一方、ANA・ソラシドエア・AIR DO は毎年5月1日〜10月31日の夏季に短頭犬種の預かりを中止、スカイマークは短吻種犬を通年お預かり不可としています。同じ犬種でも、会社と時期の組み合わせで結論が変わります。予約前に、乗る予定の会社の公式ページで犬種リストと期間の両方をご確認ください。
国際線でペットを連れて行く場合の検疫・手続きガイド
犬・猫を海外へ連れて行く際は、日本の輸出検疫と渡航先の受入条件を確認します。帰国時には日本の輸入条件も関係するため、出発前に往復の準備を進めてください。
- 動物検疫所:犬、猫を輸出するにはで申請と検査を確認する
- 渡航先当局と航空会社に必要書類・処置・期限を確認する
- 旅行・短期滞在後の日本への帰国条件も事前に確認する
待機・係留期間や証明書の期限は、国・地域や準備状況で異なります。すべての渡航に同じ日数を当てはめず、利用空港の動物検疫所に計画を相談してください。

ペットを飛行機に乗せる前には必ず獣医師による健康診断を受けましょう。持病や年齢によっては搭乗を避けるべきケースもあります。
ペットの飛行機移動のリスクと保険・安全対策
航空会社は輸送中の環境変化とペットへの負担を案内しています。体調や年齢を含め、獣医師と航空会社へ相談して移動の適否を判断してください。
補償の限界を知っておく
補償や責任の範囲は、利用会社の約款と確認書・同意書で確認してください。
ペット保険の確認を忘れずに
一般的なペット保険は通院・入院・手術などの医療費をカバーすることが目的であり、フライト中の事故・死亡に対して保険金が支払われるかどうかはプランによって異なります。航空輸送前に加入中のペット保険の約款を確認し、必要であれば追加補償の検討も一つの手段です。
鎮静剤の是非
ANAは鎮静剤を使用しているペットを預かり対象外としています。自己判断で投薬せず、利用会社の条件を確認したうえで獣医師へ相談してください。
フライト前後のペットのストレスを最小化する対策
フライト前日まで
- キャリーに慣らしておく(理想は2〜4週間前から)
- 食事・給水のタイミングは動物の状態に応じて獣医師と航空会社へ確認する
- 出発2〜3時間前に排泄を済ませる
- フェロモン製品(DAP・フェリウェイ等)をキャリー内で使用する方法もある
フライト当日
- 出発前に適度な運動をさせて体のエネルギーを発散させる
- キャリー内にペットの匂いがついたタオルや毛布を入れる
- 過剰に構いすぎると逆にストレスになることもある
到着後のチェックリスト
到着後はすぐに以下を確認してください。
- ☑ 呼吸が正常か(荒い・速い場合は要注意)
- ☑ 水分を自発的に飲めているか
- ☑ 外傷・腫れ・出血がないか
- ☑ 嘔吐・下痢の有無
- ☑ 体温が異常に高くないか(特に夏季)
異常が見られた場合は速やかに近くの動物病院を受診してください。車移動でのストレスケアについては犬の車酔い対策・予防法【2026年最新】の対策も、飛行機移動前後のケアに活用できます。
よくある質問
Q. ペットと同じ便に乗ることはできますか?
貨物室への預け入れの場合、飼い主と同じ便に乗ることはできます。ただし、機内からペットを直接見ることはできません。到着後は指定の受け取り場所で合流します。
Q. 到着後、ペットはどこで受け取れますか?
多くの場合、手荷物受取カルーセルとは別の専用カウンターまたはエリアで受け取ります。到着前に航空会社のスタッフへ受け取り場所を確認しておくと、スムーズに合流できます。
Q. ペット輸送の予約は何日前までに必要ですか?
予約の要否は会社・クレート等によって異なります。JAL国内線の貸出S・Mなどは予約不要、L・XLは予約が必要です。ANAはWeb・電話で事前手続きができ、当日の申し込みは窓口へ確認してください。
Q. 直行便と乗り継ぎ便、どちらがペットにとって安全ですか?
乗り継ぎが発生すると積み下ろし・再積み込みの機会が増え、ペットへの負担が大きくなる傾向があります。可能な限り直行便を選ぶことをすすめます。乗り継ぎが避けられない場合は、乗り継ぎ時間が3時間以上あり、気候が安定した空港を経由するルートを選ぶとよいでしょう。
Q. 飛行機移動にかかる費用の目安はどのくらいですか?
2026年9月11日に各社公式で確認できた国内線の実額は、ANA 税込6,600円(一部路線4,400円)、ソラシドエア 税込6,600円(一部4,400円)、AIR DO 税込6,600円、スカイマーク 7,000円(一部路線5,000円)です。JALは公式の料金ページを取得できなかったため、この記事では金額を記載していません(路線により異なると案内されています)。適合キャリーの購入費用や、個別に必要な書類の取得費用も確認してください。国際線では検疫手続き費用も別途かかるため、トータルコストは事前に十分試算しておきましょう。
ペットとの飛行機移動は、正しい情報と十分な準備があれば、ずっと安心なものになります。まずは利用予定の航空会社に問い合わせて、ペット輸送の空き状況と最新ルールを確認するところからスタートしてみてください。
「飛行機は不安だから別の方法を検討したい」「新幹線・車・ペットタクシーとどう使い分ければいい?」そんな疑問をお持ちの方は、petlife-naviのペット長距離移動2026|新幹線・飛行機・車を徹底比較もあわせてご覧ください。移動手段別の費用・所要時間・ペットへの負担をまとめています。